寿命から考える。 |
クワガタムシ、カブトムシは、その種類に応じた寿命があります。
エサを食べ初めて、国産カブトムシであれば、平均1,5ヶ月(約45日前後)、ヘラクレスオオカブトムシであれば、平均8ヶ月(約240日前後)という具合です。
(成虫が、羽化してからエサを食べ始めることを「後食を開始した。」といいます。)
この期間の中で最も充実する時期を推測します。
生き物は、すべて成長期、成熟期、衰退期をたどります。
成熟期のなかでも充実した時期(若い時期)を把握しておけば、ペアリング、産卵も成功しやすいでしょう。 |
管理人の公式 |
管理人の推測は、簡単です。
♀は、産卵期間を考慮してます。
♂の場合
後食開始後、寿命÷8〜寿命÷3の期間
♀の場合
後食開始後、寿命÷8〜寿命÷4の期間
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計算例 |
◆ノコギリクワガタの場合
♂ 90日÷8=11.3日 90日÷3=30日
♀ 90日÷8=11.3日 90日÷4=22.5日
となりますので、
♂は、後食開始後、11日〜30日の期間
♀は、後食開始後、11日〜23日の期間
◆国産カブトムシの場合
♂ 45日÷8=5.6日 45日÷3=15日
♀ 45日÷8=5.6日 45日÷4=11.3日
♂は、後食開始後、5日〜15日の期間
♀は、後食開始後、5日〜12日の期間
◆ヘラクレスオオカブトムシの場合
♂ 240日÷8=30日 240日÷3=80日
♀ 240日÷8=30日 240日÷4=60日
♂は、後食開始後、30日〜80日の期間
♀は、後食開始後、30日〜60日の期間
と、ほぼ決めることができますね。
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考察 |
♀のほうが、少し短いですが、絶頂期に産卵させたいと思うとペアリングの期間が、少なくなってしまいます。
あくまで、これは推測ですが、ある程度の目安にはなると思いますので参考にしてみて下さい。
個々の個体差も早熟型、晩成型などもあるでしょうから、これを実践すれば、必ず、成功するというわけでもありませんし、これ以外の時期が、だめといっている訳ではありません。
ただ、やはり後食開始してかなりの期間が、経過した♂などを使うと生まれた卵は、無精卵ばかりということもあるようです。
せっかく生まれた卵が、無精卵ばかりだと悲しくなりますよね。 |